2013年12月26日

ハワイ 2007

これは2007年に行った15回目のハワイ旅行。この時は妻と出掛けました。
eしずおかブログを始めて最初のサーフトリップとなり、ノートパソコンを持ち込んで現地からブログアップしました。空港でパソコンが本物か起動テストをさせらりたり手荷物検査は厳重でした。

ハワイへトリップに出かけるときに参考になるのがネットの情報です。

ハワイ 2007

新聞のホノルル・スター・アドバタイザーにも波予報が出ます。

ハワイ 2007
スター・アドバタイザーのHPのNEWSのSURFをクリックするとNOAAのハワイ情報にリンクできます。

また、ハワイではSURF NEWS NETWORKも便利です。

ハワイ 2007


出発前の準備です

7月のトリップは身軽な格好で出かけることができます。
今回はスーツケースも宅急便で成田に送ってしまったので、デイパック一つです。

ハワイ 2007

サーフィンをするには当然サーフボードが必要なのですが、
ハワイ路線の航空機にサーフボードを積むのには高額の料金を別途支払わなくてはなりません。
前年の2006年のハワイトリップではレンタルボードを活用しました。
レンタルなら毎日違うボードを乗り比べてみることもできて面白いのです。
ですからハワイへサーフボードを持ち込んだ事はありません。

一方、ハワイではサーフボードは日本と比べとても安い価格で手に入ります。
有名なサーフショップがたくさんあり、在庫も豊富。
以前は在庫の中から探したものですが、2000年頃からはインターネットを使って自分に合うサイズでオーダーメイドすることが多くなりました。その方が、ホノルル市内を行ったり来たりして気に入ったボードを探し回る時間を節約できるのです。
今回も事前に日本からボードをオーダーしてありました。
50歳になったらこんなボードに乗ってみたいと思っているボードがあったのですが、
それを作れるシェーパーがなかなか見つかりませんでした。
そして2006年のハワイトリップでようやく見つけたのでした。
今回の旅では日本からオーダーしたそのボードをピックアップして乗ることが最大の目的なのです。


特別なサーフボードをオーダーすることに

Yuka
Russ K Makaha Quiksilver Boardriders Club
1714 Kapiolani Blvd
Honolulu HI 96814-3712

Dear sir
I am wondering if you sell your products by mail. If you do,I would like to order custom LightningBolt single Fin surfboard.
I am going to visit Honolulu in June 29th and I visit your shop for pick it up.

I am Yoshimasa Tachikawa from Shizuoka Japan.

I went to your shop last july and I Found LightningBolt surfboards.
I want to have a retro singl fin surfboard just like this photo

ハワイ 2007

length:7'2" width:21" thickness:2 3/4"

glasss with 4oz yellow tint bottom and rail, top is 6oz + 4oz red tint, gloss polish finish

Bottom : yellow tint,gloss polish finish
Red Lightning With Black Shadow

Top : red tint,Gloss polish finish
White Lightning With Black Shadow

I will use this board for small wave(knee high)to slow mushy over head high waves.

this is funboad looks like retro single fin.
this board similar to AL Merrick MSF or MSF G2.
But I want have contemporary bottom contour(concave) and outline

I am 49 years old.I surf 28 years long.(shortboard only)I use 5'11"LOST SD2 now.
Weight:150lb.
Height:5'8"tall

Would you send me an estimate?
Thank you For your reply.


昨年7月貴店でライトニングボルトのボードを見ました。その時は担当者がいなくて詳しいお話ができませんでした。
今回、レトロな外観のシングルフィン・ボードをオーダーしたいと思います。
写真は画像処理ソフトで加工した画像です。イメージとしてはこんな感じを思い描いています。
長さは7フィート2インチくらい、幅は21インチくらい、厚みは2 3/4インチくらいを考えていますが、シェーパーの考えで変えていただいて結構です。
私は49歳になります。身長172cm、体重70kg。これまでショートボード(現在はLost SD2 5’11”x 18 3/4 x 2 5/16に乗っています)ばかり29年間乗ってきました。このボードはファンボードとして使うことを考えています。小さな波から、頭オーバーでもダラダラのロングボード向きの波での使用を考えています。

色は、ボトムとレールはイエローのティント。ロゴマークは赤で黒いシャドーがはいっているもの。トップはレッドのティントでロゴマークは白。黒いシャドーのはいっているものです。仕上げはグロス・ポリッシュでお願いします。
クロスはボトム4oz トップ4ozと6oz の2層で少し丈夫にしたいです。
レトロな外観とはいえ、アウトラインやボトムのコンケーブは今風の物が希望ですが、細かいことはシェーパーにお任せしたいです。

イメージとしてはアル・メリックのMSFやMSF G2に近いものを考えています。

およその見積りでもよろしいので、価格を教えてください。
よろしくお願いいたします。


トリップの2ヶ月前にこんなオーダーシートを作り、FAXとインターネットで送信しておきました。


このボードを発案したきっかけは2006年に訪れた東京原宿のパタゴニアで見たこのボード

ハワイ 2007

映画スプラウトのラストシーンでダン・マロイが乗った、ジェリー・ロペスがシェイプしたレトロ・シングルフィンです。
水中から撮られた美しいシングルフィンの航跡に震えすら感じた映画『free ride』のオープニングが脳裏に浮かびました。あの映画の中で輝いていたライトニングボルトのシングルフィンに乗ってみたくなったのでした。


ホノルル空港に到着です

NW010便でホノルルに到着しました。
航空会社のマイレージサービスが始まった当時はアメリカの航空会社しかマイレージサービスをしていなかったので、ノースウエスト航空に乗ったのをきっかけに会員登録をしました。それ以後はできる限りノースウエスト航空を使うことになりました。
この頃はまだマイレージ会員が少なかったのでビジネスクラスに無料でアップグレードしてもらえたりラッキーなことが多々ありました。


レンタカー・オフィスへ

今回の足となる車はシボレーのコバルトです。シボレーで一番小さいのではないでしょうか。ハワイといえどアメリカです。車がないと行動半径が限られてしまいます。

ハワイ 2007

ハワイ 2007今年もアラモレンタカーです。丁度インターネットで期間限定割引をやっていて1週間で200ドル以下、しかもフルカバーの保険付という格安ぶりでした。


走行距離5000マイルのまだまだ新車の域にある車で、傷もなく内装もピカピカ、調子は良いです。ボードが中に積めないのでソフトキャリアを買って取り付けました。



ハワイ 2007
サーファーでレンタカーを借りたことのある人が一番困ることはドアロックのリモコンでしょう。最近はレンタカーもリモコンドアロックが標準です。海に入るときリモコンを濡らすことができないので鍵を持って入れません。レンタカー会社はリモコンを紛失しないようにワイヤーでキーと結束していますので外すのは困難です。

そこでいつも小型のペンチを持って来るようにしています。ワイヤーをブッタ切り、鍵だけ持って海に入るようにしています。

ホノルルの市内へ

ホノルルはやっぱり暑いです。でも風は涼しいです。
たいていのホノルル便は現地到着が朝です。
疲れていても寝不足でもホテルにチェックインするまで時間があります。
そこで、いつもひとまずワイケレのプレミアム・アウトレットに行くことにしています。
最初にアウトレットの価格水準に慣れておけば、一般的なお店で安く感じなくなりますから無駄な買い物をする予防になります。

ワイケレはワイキキからは遠いですが、空港からなら15分ほどです。

ここで一番お気に入りのお店はスポーツ・オーソリティです。日本にもありますが、品揃えが全く違い、怪しい道具類がいっぱいあって面白いのです。
欲しくなっちゃうモノが多いのですが、そのほとんどが買っても日本に持って帰れないような大きなものなのです。例えばシーカヤックとか馬鹿でかいバーベキューグリルとか組立式プールとかです。これも買い物を諦める薬になります。

さて、お昼になったのでランチです。いつもならJulison's Innのプレートランチなのですが、今回は違います。

ハワイ 2007

知り合いになった方で、ハワイでリムジンの会社を経営されていた方がいるのです。その方のお薦めのお店がJulison's Innの隣のY'KELE KOREAN BBQだと言うのです。以前から気になっていた店ですが、私は辛い物が苦手なので入らなかったのです。その方の話では辛くないというので入ってみました。

ハワイ 2007

観光客風はほとんどいません。ローカルの人ばかりです。

私はかねてより食べて見たかったミートジャン。妻はいろんな盛り合わせのスペシャルです。量が多そうなのでミートジャンはミニサイズ。スペシャルはレギュラーサイズにしました。

ハワイ 2007

これがミートジャン。ミニサイズ。日本のコンビニ弁当の1,5倍はある量です。

ハワイ 2007

そしてこちらがスペシャルのレギュラーサイズ。2,5倍はあるでしょう。

味もイケます。辛くはありません。ミートジャンはちょっと甘すぎでした。
骨付きカルビに喰らいつき、チキンをほうばり、マヒマヒをかき込みましたが、終わりません。

お腹がパンパンで、1食目から完食ならず・・・。無念です。


ライトニングボルト サーフボード

オーダーで作ってもらっていたサーフボード。
今回のトリップまでに完成するか心配でしたが間に合いました。
ワイケレを離れ、カピオラニ通りのRuss-k Makaha Quiksilver Boardriders Clubへ受け取りに行きました。
この店は元々Local Motionの本店があった建物です。30年前(1982年)に、当時発明されたばかりのトライフィンのボードを買いに来た場所でもあります。今回は70年代のシングルフィンを再現したレトロ・レプリカです。

ハワイ 2007

若い頃にサーフィンを始めて現在40歳代~60歳代のサーファーならば知らない人はいないであろう歴史的なブランドです。簡単に説明すると70年代からサーフィンの神様と言われ続けてきたジェリー・ロペスが乗ったボードとして一時代を築きました。その後のこのブランドが辿った紆余曲折はこの際、置いておきましょう。

ハワイ 2007あの時代のサーファーなら一度は乗ってみたかったのではないでしょうか。もちろん、あの時代に乗っていた方も多いかと思います。あの時代に乗りそびれた自分にとって、いつかは乗りたいボードでした。

ただ、こんな昔のブランドの70年代のレプリカに乗るのはちょっと目立ちすぎて恥ずかしいかなという思いもありました。
でも50歳を過ぎればたらこういうボードを乗るのに相応しい貫禄もついてくるのではないかと自分の成長を期待しての製作でした。


今、ライトニングボルトのブランドの正規ライセンスを持つシェーパーは、私が知る限りアメリカではカリフォルニアに1人、マウイ島に1人いると思います。このボードにはマウイのLightning Bolt Mauiのロゴが入っています。シェーパーはオアフ島のハレイワに住むベテランのダニー・ニコルズです。
連絡やコミュニケーションがうまく取れなかった割に、ほぼ思った通りのボードができあがりました。

こちらはボトム側です


本当は50歳の誕生日に作る予定だったのですが、待ちきれなくなって少し前倒しになりました。
ハワイ 2007



さて、波もあるし、明日からさっそくこのボードに乗ってみたいと思います。

今日はベッドで抱いて寝てしまいそうです。

ワイキキのホテルへチェックイン

ワイケレ、Rass-kと回って15時を過ぎたのでホテルに向かいました。

ハワイ 2007

この写真でどこのコンドミニアムか判ればかなりのハワイ通ですね。
ワイキキビーチの中心にあるハイヤット・リージェンシーの裏手にあるPacific Monarchです。
1Bedroomの部屋は角にあるので見晴らしと風通しが抜群です。

ラナイ(ベランダ)から望遠ズームで撮ってみたらPop'sポイントがこんな風に写りました。
肉眼では点にしか見えません。

ハワイ 2007

波はすでに胸~肩にあがっています。でも波が良いのでかなりの混雑のようです。

裏手の景色はこんな風です。

ハワイ 2007

これから近所にレンタル携帯電話を取りに行きます。
日本の携帯電話をローミングして使うと高額の料金がかかりますが、
この頃のハワイでは既にレンタル携帯電話は通話料金のみの無料電話があり、
使わなければ1ドルもかからないのでした。
電話番号は事前に日本に連絡が来るので、教えたい人にだけ伝えておけば、
掛かってきて欲しくない人からの電話はシャットアウトできるのでした(^O^)

サーフィン 初日

朝5時半に起きました。まだ薄暗く風が冷たく感じるほどでした。土曜日のせいもあるでしょうが、薄暗いのにもう多くのサーファーが沖に出ていました。

砂浜を西に15分ほど歩き、代表的な中級者向けのポイントであるナンバー3というポイントに向けパドルアウトしました。長い道のりです。途中、30代のショートボードのローカルが「ロングにすべきだったよな」と話しかけてきました。7'2"のシングルフィンもショートボード仲間と認識してくれているということでしょうね。

ハワイ 2007
部屋から見たナンバー3の様子です

ハワイ 2007
拡大するとこんな感じです


さて、ポイントはロングボードの天下となっていました。その数約40人。機械の様に規則正しくブレイクするポイントブレイクですからほとんど乗れるような波は余っていません。波が崩れる所よりはるか沖から10フィートクラス・タンカー(特大のロングボードのことをそう呼ぶ)が3人くらいづつ乗ってきて、乗る隙がありません。皆、上手で大きなボードで見事なカットバックを繰り返していきます。1時間ほど粘りましたが諦め、隣のパラダイスに移動しました。

こちらの方が人はバラけていました。ようやく小振り(胸くらい)の波に乗ることができました。
しかし、レトロ・シングルフィン、昨年使ったトライフィンのファンボードと比べ、ターンがとても難しかったです。かなり前荷重でないとテイクオフができません。スピードがついたら素早くステップバックしてテールのレールをゆっくり入れていかないと曲がっていきません。ごまかしが全くきかないボードでした。ノーズが厚く重いので振ることは不可能。テールを踏み込んでじわっと押し出すようにまわしていかなければターンできませんでした。わかってはいたけれど、やっかいなボードです。素材も作り方も形も30年前と同じなのだから当然と言えば当然です。
ハワイ 2007
レトロ・シングルフィンの最初の1Rが終わりました。

この頃、私が普段使っていたボードは世界チャンピオンのアンディ・アイアンズが新島大会で優勝した時に使ったLOST SD2 XTR 超軽量プロ仕様というハイパフォーマンスなボードでした。

同じサーフボードなのに余りの違い。一見すると初心者でも乗れそうなボードが全然乗りこなせなくて、たいへん凹みました。
このようなオルタナティブなミッドレングスのボードはロングボードの基本テクニックができた上で初めて乗れるようになるのだと思いました。

2日目もパラダイスへ

今朝もパラダイスの波に乗りました。
これまでの旅ではショートボードなので、ワイキキへは入らずダイヤモンドヘッドのライトハウスがメインのポイントでした。
ですが、今回のレトロボードは浮力が大きくてダックダイブ(ドルフィン)が慣れないのでロングボード向きのワイキキに入っています。
だんだんとテイクオフが早くできるようになりボトムターンまでは何とかなりますが、カットバックが上手くいきません。リーフブレイクのハワイの各ポイントではカットバックができないとマトモな波乗りにはなりません。

太平洋航空博物館へ

ハワイの旅の魅力はサーフィンだけではありません。
朝一のサーフィンが終わったら、行ってみるべき場所はいくらでもあります。

毎年、どこかの美術館や博物館に行くようにしていますが、今年は新しくOPENした。PACIFIC AVIATION MUSEUM(太平洋航空博物館)を訪れることにしました。

場所はパール・ハーバーのフォード島です。ここへ来るのは数年ぶりです。前回はアリゾナ記念館の隣に係留されている戦艦ミズーリを見に来たのでした。

パールハーバーのアリゾナ記念館前はもの凄い人の列でした。白人ばかりです。たぶんもうすぐ独立記念日なのでそれに合わせて観光に訪れたアメリカ人なのでしょう。並んでいる人だけで数千人はいました。

航空博物館へはチケットを買ってから戦艦ミズーリ行きのバスに乗ります。お客は我々以外全員白人でした。基地内に入る橋の周辺は撮影禁止です。なんとなく緊張しました。我々以外は全員戦艦ミズーリで下車したので航空博物館へ入場したのは我々二人だけでした。入館し、短い歴史解説の映画を見ました。

この建物はかつては飛行機の格納庫だったものです。広い館内にお客は我々だけでした。

ハワイ 2007
ソロモン諸島で日本軍に置き去りにされた本物のゼロ戦です。

博物館の人も暇なので、私に付きっ切りで解説してくれました。
B25爆撃機の前で、ドーリットル作戦(映画パールハーバーの後半の東京爆撃)のことを質問したら、思いっきり夢中で解説してくれました。アメリカ人にとって真珠湾の困難からの脱却のストーリーとしてドーリットル作戦の話は誇りなのでしょう。

ハワイ 2007
ミッドウェーで大戦果をあげたSBD(急降下爆撃機)です。

この博物館はまだまだ未完成なのです。今あるのは第二次大戦初期の飛行機だけで、これから3倍に拡張され、ベトナム戦争までの飛行機を展示する計画だそうです。

それにしてもパールハーバーというエリアは日本人である我々にはとても肩身が狭い場所です。戦争に到る経緯は数々あるのでしょう。しかし、我々の知らない過去の戦争の場所に来ているのだけなのですが、涙が出そうなくらい重苦しい気分になるのです。どこかの国の政府の話ではありませんが、戦争の事実は事実として認めていかなくてはいけないのだと強く思います。

お気に入りのパンダ・エクスプレス

パールハーバーまで来たので、ランチはパールリッジ・ショッピングセンターのフードコートへ行くことにしました。パールリッジ・ショッピングセンターは世界最大の規模を誇るアラモアナ・ショッピングセンターと並ぶ大型のショッピングセンターです。ここのフードコートは大手のチェーン店が並んでいます。

その中で、毎年欠かさず行く私のお気に入りがPANDA EXPRESSです。
ハワイ 2007

中華のデリのようなお店です。最初にチャーハンか焼きそばの好きな方を紙皿に盛ってもらいます。後は2品か3品のおかずを選んで盛ってもらいます。この店の一押しはオレンジ・フレーバード・チキンです。酢豚のようなもので、鶏のから揚げにオレンジを使った甘いあんかけをあえてあります。これは美味いです。

ハワイ 2007
味は万人向きで、おかずの種類も豊富で当たりハズレがなく安心して注文できます。

ハワイ 2007
慣れない味ばかり続く旅先では欠かせない存在になっています。
地元新聞のHonolulu Advertiserが主催するレストランの人気投票2007年Best of the Bestでは、中華部門で3位に終わりましたが、それだけ中華部門のレベルが高いのかもしれません。PANDA EXPRESSはアメリカ本土のチェーン店のようです。

お隣はシナボン

パールリッジ・センターのPANNDA EXPRESSのお隣は、日本でも有名なシナモンロールの店シナボンです。

ハワイ 2007

パンダの後ではさすがに食べることは無理です。本当はできたてのアツアツが美味しいのですがお持ち帰りにしました。

シナボンは、ハワイ通の芸能人などがテレビ番組の中で紹介したこともあり、1999年の日本上陸の時はたいへんな人気になりました。お台場の2号店には連日2時間待ちという長蛇の列ができました。ワイドショーでも取り上げられて話題となりました。その頃、日本中のパン屋さんやコンビニでもシナモンロールが売られました。ここハワイではブームになることも廃れることもなく長いあいだ同じように平和に営業しています。

ハワイ 2007

実は日本では2009年を最後にシナボンの全店舗が撤退してしまいました。
日本人にはあの甘さと大きさが合わなかったのでしょう。
パン屋さんやコンビニでもシナモンロールをあまり売っていません。

私が思う原因はその強烈な甘さもありますが、食べ方に問題があったのではないかと思います。
シナモンロールは手に持てないくらい熱くてシロップがドロドロ・べちょべちょでないと美味しくありません。時間が経ってしまったらレンジで加熱しなくてはダメなんです。みなさんシナモンロールは必ずレンジでチンしてから食べてください。

ハワイ 2007

そして、なんと2012年11月15日、東京六本木にシナボンが再上陸しました。
今回は小さいミニボンが主力商品だそうです。
外国人が多い街を中心にシアトルズべストコーヒーと組み合わせてチャーン展開するそうです。

べちょべちょのシナボン。あなたが超甘党ならば、これ以上のB級スイーツはこの世に存在しないと思います。

プレートランチとロコモコ

ハワイはサーファーにとってお買い物天国でもあります。
ワイキキにはローカルモーション本店をはじめT&CやHIC、クイックシルバー、ビラボンその他様々なショップがあり、
アラモアナ・ショッピングセンターにもHICなど大手があります。
ワード地区にも多く、路面店のSouth ShoreやワードウエアハウスのT&C、
ワードセンターにはクイックシルバーやエクセルがあります。

ワード・センターに行ったので、ランチはL&L DRIVE-INNで食べました。
L&Lはホノルルでは普通のプレートランチ・チェーンです。あまりにありふれているので写真撮るのを忘れました。2人でレギュラーを一皿注文しました。

ハワイ 2007実はこの店、ハワイの地元新聞Honolulu Advertiserの10万人アンケートで2007年のBest of the Best Plate Lunch に輝いた店なのです。


さて、話はとんで、夕食です。
いろいろ候補がありましたが妻がDFSに行くというのでワイキキのDFS近くのAQUA CAFEに行くことにしました。
この店、なんとハワイを代表するB級グルメ、ロコモコで2007年 Best of the Bestを獲得した店なのです。

この店のことは以前から知っていましたが、ワイキキの真中のフードコートにある店で、とても美味しい店には思えなかったのです。ですから今日は真相究明の試食です。

これがAQUA CAFEのロコモコです。
ハワイ 2007

日本人観光客向けの味付けハンバーグかと思いきや、典型的なアメリカンな淡白な味。肉は焦げ目がついて美味しいですが硬めでした。妻が頼んだサルサソースで味付けしたサウスウエスト・ハンバーガーの方が美味しかったです。
ハワイ 2007

ハンバーガーはポテトかサラダを選べてサラダを頼んだのですが、店員が間違えてポテトを持ってきてしまいました。お詫びにサラダも一皿持ってきてくれたので、今日もまたお腹がはち切れんばかりの満腹状態になってしまいました。


ハワイの花

ハワイのイメージを代表する花はプルメリアではないでしょうか。ハワイでは普通に街路樹として植えられています。
ハワイ 2007

そういえば大昔、ワイキキの外れで映画のロケ隊に出くわしたことがありました。松田聖子と神田正輝が結婚するきっかけになった「プルメリアの伝説」という映画でした。人ごみで近づく気にもならず、素通りしました。

ワイキキの表通りのカラカウア・アベニューは街並みのデザインと調和させるために計算して椰子の木が植えられています。
ハワイ 2007

南の島をイメージさせる観光のためのディスプレーと言っても良いかもしれません。

ステイしているコンドミニアムPACIFIC MONARCHは裏通りのクヒオ・アベニュー沿いにあります。
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クヒオ通りは椰子の木とシャワーツリーが混ぜて植えられていて、日陰を多く作るようになっています。
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今のシーズンはシャワーツリーの花が咲いていてきれいです。


SURFパラダイス

この写真はワイキキ正面のクイーンズです。
ハワイ 2007

カメラで撮れるくらいインサイドなんですが、こんな波になっています。
話によるとここ2週間くらい全く波がなく、私が到着した29日から波が上がっているのだそうです。だから首を長くして待っていた島中のサーファーが海に出てきて大混雑だったのです。一番波が小さいワイキキのインサイドでこれくらいありますから、写真では点にしか写らないようなアウトサイドのファーストブレイクは頭半くらいのサイズが割れています。たいへんラッキーなことなのです。
ハワイ 2007
サーフィンの話題が少ないように感じるかもしれませんが、毎日海には入っています。月曜になって波は腹~胸~肩くらいに落ちましたが人は半減し、快適に波乗りができるようになりました。入っているポイントはワイキキ沖のPop'sの隣のパラダイスです。人気ポイントのPop'sとナンバー・スリーに挟まれたポイントで両サイドの人気ポイントよりは波が小さめです。でも今回は頭サイズがブレイクしていて静岡ではありえないロングライドが可能です。
ハワイ 2007

レトロシングルフィンボードはまだまだ乗りこなせていません。基本的にロングボードのテクニックが必要なのだと思います。大して長さの変らないセミガンや昨年使ったトライフィンのファンボードとも全く違うテクニックを要求されているようです。何しろ微妙なレールの出し入れを必要とします。

ハワイ 2007

ワイキキの砂浜をこのボードを抱えて歩いている時でした。前方に恐そうなローカル・サーファーがいたので目が合わないように気づかないフリをして通り過ぎようとしました。そうしたら後を追うようにHey,Heyと声を掛けてきたのです。ヤダなあ、何だろうと立ち止まりました。

「おい、このボードは60年代の、いや、50年代のライトニング・ボルトだろう?リメイクしたのか?凄いなあ、いいボードだ!」と話しかけてきたのでした。
(50年代はおおげさで、60年代後期から70年代中期ころのボードのリメイクです)

同世代以上のオヤジにはウケるボードです。

ハワイ 2007

波乗りが出来るのはあと1日なのですが、何とかもう少し慣れておこうと思います。


ハワイのエビ屋

ここ5~6年のことでしょうか(2007年当時)、ハワイ・ノースショアで話題になっている食べ物がエビです。

最初はオアフ島の北端の町カフクのエビの養殖業者が道端にランチワゴンを置いて営業したのが最初のようです。すぐに話題になりハレイワの町にも広がりました。前出のリムジン会社のJINさんが言うには、カフクのオリジナルの店は絶品なのだそうです。食べてみたいのですがそこまで行く時間がありませんでした。

そこで、ワイキキにもできたランチワゴンのエビ屋に行ってみました。
ハワイ 2007

建物を取り壊した跡地を整地だけして、バスを改造したランチワゴンで営業していました。
当然、定番のガーリック・バター味のエビを注文しました。
ハワイ 2007

本来はご飯が盛られているのですが、切らしてしまったということで代わりにとうもろこしが乗っています。アバウトです。

スパイスは3段階の辛さから選べます。なかなか美味しい。淡白なアメリカの食事が続いた後にはなかなか良いメニューです。

ただし、手がべとべとになるのでウェット・ティッシュを忘れずに。
ハワイ 2007
ホノルル・シティ・ライツ

ハワイの花2

ハワイの花です。と、言っても街中で見かけた花です。どれも人工的に植えられた花々です。

観光地ワイキキを南国らしく見せる演出でありますが、年中手入れをして美しさを保つ努力を惜しんでいません。

道端の花1本に到るまで心血を注ぐこと、それがお客様を集め喜びを与えることに繋がっているのでしょう。世界有数の観光地は一朝一夕では作れないのですね。

ハワイ 2007
ハワイ 2007
ハワイ 2007
ハワイ 2007
ハワイ 2007


ワイキキのサーフィン

3日ほど続いた波も小さくなり普段のワイキキに戻ってきました。とはいえ、セットは頭くらいあり、インサイドではチューブも見られます。

ワイキキの波はロングボードには最適の波が立ちます。キャプテン・クックのハワイ諸島発見以前からこのワイキキは王室専用の巨大ロングボード用のサーフィン場だったのです。

海底は数百メートルにわたりほぼフラットなリーフです。切り立った波が一気には崩れず切り立ったまま何十メートルも進みます。ロングボードだとその数十メートルのどこからでもテイクオフできてしまうのです。

そのため老若男女だれでもサーフィンを楽しむことができるのです。波待ちのラインナップには必ず70歳近い白人のお年寄り、コニシキ体型の中年サモア人、東洋系のスリムなピチピチのビキニの女の子、いかにも上手そうなハワイアンなどのローカルが混在しています。それでもみんな楽しめるような波なのです。

ここは岸から一番近いクイーンズです。
ハワイ 2007
リラックススタイルの人もいれば、

ハワイ 2007
鋭いカットバックで波を切り裂いていく人もいます。

ハワイ 2007
このオジサン、この体型でチューブを抜けて出てきた所なんです。


同じワイキキでも穏やかなサーファーが集まるPap's、Paradise、Number Threeは混雑も少なく、メローな時間が流れていきます。ただ、暗黙の厳しいルールがあるという空気を読まないといけません。ローカルの年寄りや女性がパドリングを始めたら、波を譲るとか、初めて入るときは一番端でおこぼれが来るまで待つ。などです。700m近い長い長いパドリングを要しますが、その先にはロングボーダーのパラダイスが待っているのです。


テイスト・オブ・ニューヨーク

ハワイ 2007

これはニューヨーク・ヤンキースのデレク・ジータの名前を冠したサンドイッチです。ハワイの2007Best of the Bestのデリ部門の1位に輝いたテイスト・オブ・ニューヨークというお店のサンドイッチです。

ここは初めて聞く名前でしたので住所を頼りに車で捜しました。カイムキの住宅地の中をウロウロ走り、見つけた場所はワイアラエ・アベニューにある私のお気に入りの店BIG CITY DINNERの同じエリアの裏手でした。ものすごく鄙びた場所にありました。とてもローカルな店で観光客などはほとんど来ないでしょう。

ハワイ 2007ハワイ 2007

このサンドイッチの他に、ジョー・ディマジオやサラ・ジェシカ・パーカー、グロリア・エステファンなどもあります。

ハワイ 2007

さて、お味なんですが・・・・・・。

一言で言えば、ニューヨーク・テイストなんでしょう。ポテトサラダは芋の味だけ・・・・。
ローストビーフはかなり塩味が強かったです。


B級の聖地、Zippy's

ハワイB級グルメの旅(実はそうだったのか?!icon10)も最後に登場はZippy'sです。ホノルルで最もありふれたドライブイン・ファミリーレストランです。

極度の貧乏留学生だった1982年当時、ここで食べるプレートランチは最高級のご馳走でした。ハワイ留学1年2ヶ月間で1度もチップを払うような普通のレストランには行けなかったのです。当時はキングストリートの店が行きつけの店でした。
今回はアラモアナ・ショッピングセンターの西端にあるZippy'sへ寄りました。(現在は無くなったようです 2013年現在)

注文したものは、思い出ぎっしりのハンバーガーステーキ(ハンバーグとは呼びません)
ハワイ 2007

デミグラスではなくグレビーソースが大量にかかっているのがハワイ流です。
当時あまりの空腹にglind(ガツガツ食うこと)して、プレスチックのフォークの先まで食べてしまったという伝説を作ってしまいました。やはり思い出の味には何者も敵わないのです。

もう1つはミックス・プレートです。
ハワイ 2007

チキンカツ、テリヤキビーフの2つのハワイの定番にチリビーンズが加えてあるのがZippy'sの特徴です。

このお店は慣れ親しんできたので安心です。雰囲気も鄙びていて良いです。ローカルばかりですが観光客にもお薦めです。お持ち帰りの日本食のコーナー、オオサカ・オカズヤと結構おいしいナポレオンズ・ベーカリーを併設していて便利です。
ハワイ 2007ハワイ 2007

ただし、この店で最も有名なのがこちら
ハワイ 2007

Bento部門で2007Best of the Bestを受賞したThe Zip Pacです。

スパムとマヒマヒフライが加わりまさにハワイの王道です。タクアンの黄色が効いています。

リゾート・クエスト パシフィック・モナーク

ハワイ 2007今回宿泊したのはリゾートクエスト・ハワイのパシフィック・モナークという33階建てのコンドミニアム&ホテルでした。留学当時知り合った女友達がここに一時期住んでいました。一度だけ訪れたことがありましたが、私が住んでいた低層階のプロック造りのアパートとは比較にならず、羨ましかったものです。



現在では4人一部屋の格安コンドツアーにも使われる、中の下くらいのランクのリーズナブルなコンドミニアムです。ホテル経営は超合理的でチェックインとアウト以外従業員に会うことはありませんでした。ホテルと言うより分譲マンションとウイークリーマンションの合体したようなものです。



部屋は20畳以上のリビングダイニングと別のベッドルーム、キッチンも食器まで全て揃っていました。ケーブルテレビ、冷蔵庫、レンジ、オーブン、トースター、珈琲メーカー、炊飯器、アイロン、目覚まし時計全てありで何も買わなくてもずっと生活できる状態です。タオルも4人分です。
ハワイ 2007ハワイ 2007

帰国後、リゾートクエストからメールが届いていました。
ハワイ 2007
満足度アンケートでした。お客と直接顔を合わせることが少ない合理的なサービスを補完するため、お客にアンケートを送って不満を聞く。忙しくてクレームの電話をかける時間すらもったいない我々には、かえってありがたいサービスに思えるのです。これまでのサービスは顔と顔を合わせて納得しあうことがサービスでしたが、時間に追われた現代人にはアメリカ的な超合理的なシステムの方がありがたいサービスだったりする場合もあるのだと思います。




Posted by エディ立川 at 19:19 │2007年7月 ハワイ

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ハワイ 2007